友人K [my friends&ralationships]
他人を語るのは大変オコガマシイことですが、私の大事なものと言えばいつも嘆息と愚痴しか出てこない私を呆れても付き合ってくれる気のいい友人達です。でも決して人付き合いの上手いとは言えない私ですから、友人なんて数が限られています。
その数少ない友人の中で最も距離的に近く、『所属する』という意味について最も長い付き合いのあるのが彼女、友人Kではないでしょうか。中高一貫女子校に通いましたから、付き合いのある人の殆どが6年あるいは3年の単位から始まっているのですが、彼女だけは唯一、その前の小学校も一緒だったという深い縁。…とはいうけれど、実際は『ああいう人がいる』程度の存在感でしかなく(ゴメンネK)何となくつるみ始めたのは同じ女子校に通い始めた頃でした。
現役薬剤師の彼女の視点は思いも拠らない方向から投げかけられていて、喩えて言うなら耳を澄ましたまま目を凝らし、梟や木菟のように一気に焦点に舞い降りる、そんな猛禽のような印象。鷹や隼などの昼の猛禽ではないのは、無謀な私と違い、何かもっと大きな抗えないものをいつも感じ取っていて、それを常に避けたり、波に乗るように流される方向を選んだりとしているから、かな。
こんな短い文面で語り尽くせぬKですが、毎日反対方向へ電車に揺られてゆく私に変わらぬ付き合いをしてくれています。ウチの妹、婆ヨーキーに威かされちゃう脱走癖アリの尾の先だけ黒い柴とともにこれからも仲良くしてちょんだい。
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