SSブログ

どんな苛々

Zもとうとう小学生だ。
この子の父親の叔母、つまり旦那Aの叔母が指定体操着販売店にお勤めで、昨年の説明会から苛々しっぱなしである。体操着を買う段になってここは自分のフィールドだ、と叔母御は私が買ってあげると手を挙げたわけだ。確かに体操着も馬鹿にならないので買ってくれるのはとてもありがたいのだが、体操着に限らず、一斉採寸会みたいのって、つまり他のお母さん方と情報を交換する場でもあるので、そういうのを奪われることになるので、本当は金だけ渡してくれたらと思っている。業者がどういう姿勢で子供達の体操着を提供しているとか、そういうのも肌で感じてこなければわからないのだ。旦那はどうせ金を出してもらうのだから、とか、買ってもらうのだから文句言うな、とか、まあ男にありがちな、金と物品とは等価でそれ以上でも以下でもないと、にべもない。買い物には常に情報が付き纏っていて、取るに足らないもの、どう考えたってボッてると思わしき体操着にそれでも金を出そうというのは、そういう情報を買ってくるのだと言う理屈で割り切っているからで、でなかったら誰がそんな阿呆な値段でそんなもん買うか、と思うわけだ。

Zにこれだけちやほやと世話を焼いたのだから、下の子Mにも同じようにするのが筋だと私は考えている。だが叔母御には多分その気はない。サイズを合わせてやりながら、小さくなったらMに譲ればいい、と平気の平左で言い切ったからだ。お下がりを流用するのは私だって悪いことだとは思わない。だが、初めての体操着くらい、下の子だって新品に袖を通したい筈だ。新品を買ってもらうというのは、それだけ親やこの際叔母御でもいい、進学を寿いでくれているという証左だと子供は実感するものだと私は思うから。お下がりでは、なんだか間に合わされた感いっぱいで、進学しちゃったか、仕方無いな、みたいだもの。

金を出してくれたことは本当に感謝している。だが、叔母御は独身で当然子無し、旦那の姉はDINKSでだから子供がいない。旦那の両親も孫はZとMだけで、何かというと全てお初なZがあれだこれだと金が出る分口も出てくるのだ。口は不要だが、金はありがたい。だが口が出てくるから素直に金の恩恵を受け取れない。
叶うことなら、札束だけぽんと渡してくれたら、いうことはない。まぁ、それは土台無理な話だ。やってくれるなら姉妹両方に平等に願いたい。そしてできる限り学校が設定した流れから外れた方法をとらせないでほしい。子供のいない三婆達には永久に解らないだろうけれどさ。
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。