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帽子、謎なアイテム [handicraft]

Zも小学二年になり、Mも幼稚園最後の年になりました。近年温暖化の影響からか子供に水と帽子は必須アイテムとなり、子供達に習慣づけようと物心つく前から兎に角被せて被せて、水筒持たせて持たせて。そうしたら有難いことに(幼稚園に制帽があったこともいい方向に影響したのかもしれません)子供達は玄関から出るには必ず帽子!少し遠出するなら水筒!と寧ろ要求してくる程に。ずぼら母やってる私の数少ない成功例です。
上手く端切れを見つけて、チューリップハットを二度程作り、これが軽くてよく汗を吸うのが気持ちいいのか、将又白っぽい布で作ったが故に被っていると涼しいのか、子供達は進んで被るので、出先でおそろいの帽子の姉妹を見て可愛いねと思ってくださる人も多いからかも。

∴子供は褒められるのが大好きです。

冬には切売り(で、投売り)のボア(最近はファー生地っていうのか)を縫い縫いしてハート形のポシェットとお揃いのケモ耳帽子を作ったところ、温いのもあってご機嫌で被ってポシェットも大活躍。しかし、今年は気温上昇が駆け足。もうそのホワホワした物体は自分はよくても見た目が暑苦しい。たが子供は色とケモ耳が気に入っている。被りたい!駄目!もうチューリップハットの季節だ!と切り替えさせたものの、もう暑い。二週間前にダイヤモンドプリンセス(豪華客船)を東港へ見に行ったときはどっちつかずのひんやりだったけれど、この前の日曜日に高田駐屯地の展示(ドンパチあり)を見に行ったらなんとなく暑い。どうしよう。
さて、真夏になるとチューリップハットも涼しいには涼しいけれど、布なのでどうしても貼りつく感じが(形状的にもすっぽりで蒸れやすい)やはり辛い訳で、こういう時期はブリムが水平近くまで開いている麦わら帽子が気持ちいいらしい。まだベビーカーの頃から真夏はこれね!と麦わら帽子を被せていたら子供は恩恵が身に染みているのか、日差しが強くなるにつれ麦わら帽子を選ぶ癖がついた…のはいいのだけれども。

もうその帽子、あなた達の頭には入りません!

伊勢丹の幼児服売場に夏前になると必ずオリジナルの帽子が売り出されて、それがもうそんじょそこらで売ってるものと比べ物にならないくらい可愛いったら。特別な形という訳ではないのだけれど、頭は兎に角丸く作ってあって、ブリムの端に白いトーションレースが縫いつけられていて、飾りのリボンはトラディショナルなチェックで蝶結びの端がブリムから可愛く垂れる長さで結び目に白蝶貝の花形ボタン。お値段二千円前後で麦わら帽子としてはお高めだけど持ちの良さと可愛らしさでコスパも最高!…だったのだけれど、なにせ旦那Aの頭囲のデカさをがっちり継いだ二人の娘は両方共可哀想に頭蓋骨がデカイ…(脳味噌多くない感じなのに)。どちらも揃って今年麦わら帽子が入らない!これはもう、買い直すしかない。

で、
①伊勢丹でまた同じラインのサイズのデカイのを買う
  →樋口一葉が消えるのは辛い。スポンサーを連れて行くとごちゃごちゃ言い始めて気持ちよく買ってこれない。
②適当な麦わら帽子を見つけてカスタマイズする
  →麦わら帽子ってぎりぎりにならないと店頭に出てこない。カスタマイズする時間がきつい。
③いっそ作るか。
→麦わらなんてどこで手に入るんだ。

米王国新潟なので稲わらならそこらにあるにはあるけど、麦にせよ稲にせよ、帽子にするにはある程度の加工が必要な訳で、そういう加工をしてるものを探すと結局伊勢丹価格になり、どうしてもクオリティが下がってしまう。
ここはひとつ方針転換してエコアンダリヤで編むか?

実はアンダリヤ系の素材は避けていた素材のひとつで、正直あのリボン状の糸を編むのがとても苦手。あれを潰したり捻ったりしないように針にかけていくのが多分正解なのだろうけど、そうするといつまで経っても編み進まないし、ひとつ妥協すると後々どうしてもそこだけ気になったり妥協に妥協を重ねてしまってみんな目が潰れたまま編み進めてしまったり…楽しんで編んでいる筈なのにストレスって是如何に。でもまあ新しい挑戦もアリかな、とそれ系統の本を探してみる。エコアンダリヤの色数が増えているのもあって可愛いパターンも少なくない。でも質感がなんていうかね…と実際売場へ行ってみると、GIMAなる糸が売っておりました。エコアンダリヤはビスコースレーヨンで水に弱いのだけれどGIMAは綿70%麻(リネン)30%の一応天然素材。色数もそこそこある。ダルマレースの横田の品物。ひと玉数百円と安くはないけれど、面白そうと思い取り敢えず買って帰る。図書館でアンダリヤの本を借りて取り敢えず編んでみる。ゲージが違うので(以下略)。取り敢えず編んでみて思ったこと。
硬い。
細編みで編むと、足、というか頭をすくった残りの部分が間延びしたようにスカスカになってしまう。私の編み方が下手糞なのか針の太さが合ってないのか、なんて風通しが良さそうなの?そして細編みの致命傷、糸の消費が激しい。糸がどんどん使われてしまう、それはコストもそうだけど、出来上がりが重く嵩張るということでもある。これはよろしくない。なにより結局リボンヤーンなので前述のストレスをどうしても免れない。針先で突いて糸を裂いてしまって我に帰る。
これはアカン。
いろんな意味でアカン。
安くて軽くて気持ちいい仕上がりにならない!
というわけで改めて今年被れなくなってしまった麦わら帽子を見直してみる。平たく打った麦わらを天辺から織って…なんだろう、この組織。織り、というより組み。立体を造形する為に途中から足されているとはいえ、これは組み物…だなあ。ここまで編む間になんとかならないかとあれこれ検索して麦わら帽子そのものの作り方というのはどうやっても出てこなかったのだけれども、『帽子  組む』で検索をかけたらば、ひとつだけヒットした。
ああー、麦わらの謎な流れってこういうこと(まんまそれではないが)かー、こういう理論かー、とやっと納得した。

取り敢えず編みかけはあっちに押しやって、新しい玉を出してきて取り敢えず織ってみる。帽子の型は無いけれど、子供の頭と似たサイズのおもちゃのボールならある。これで室内遊びをさせるとしっちゃかめっちゃかになるのでお取り上げとしても一石二鳥だ!兎に角天辺だけ織ってみて丸く仕上げるについてはお 追い追い考えていくことにする。うわ、見切り発進怖い。でも今やらねば間に合わない。今日の最高気温は昨日より5℃プラスらしい。ヤバい。ゴールデンウィークも迫ってる。愚図愚図してたら大変なことになる!というわけで、今こんな状態。
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チャコペンで真ん中の印をつけといたけど、考えてみたら二つに振り分けるなら偶数にしなくちゃ駄目だ。紙素材で作っていた人は湿らせながらだったから、マークを消すのも兼ねて一度湿らせて続けてみようかな。
GIMAは玉のままだと縒れて癖づいた部分もあって、そのままでは難がある。一度濡らしたら凄く柔らかくなり、乾いたら元通りだった。流石は綿麻。乾くのも早い。ボールに沿わせるという意味でも湿らせるのはいい案かもしれない。

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