柳家花緑 『じゃじゃ馬ならし』 ソニーミュージックエンタテインメント [pleasure]
こうやって見るとなんかお笑い芸人が格好つけているみたいです。確かに笑いを得るために花緑師匠は話を打つわけですが、今回の話は古典落語ではなく、シェイクスピアです。
じゃじゃ馬はお菊。その妹お梅。主人公の男は熊五郎。お友達は八五郎。舞台は江戸、日本橋。ちょっと田舎の八王子が熊五郎のお屋敷。圧巻は着物をびりびりに引き裂くところでしょうか。『はーなーしーてっ』『はっはっはー、離すものか』『おーろーしーてっ』こんなやり取りが続くのですが、落語らしいところも残していて『さぁ、行くぞ。…着いた』『もうですか旦那様』『ウム、ここが落語のよいところだな。俺が着いたといえば着いたのだ』と全体にコミカルに話が進みます。インターバルには師匠の弾くピアノ。
是非一聴あれとオススメしたい所ですが、iPodに入れて電車で聴くとキケン。つい笑ってしまうのでちょっとおかしな人に見えてしまうので、ご注意を。
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