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象牙風兎帯留 [pleasure]

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帯留、結構持っているのですよ。
セミナーで『帯地を使って帯留を作りましょう!』なんてイベント、よくやってるから。
でも考えてみれば帯地で帯留作っても、帯の上じゃ映えないんです。つか、出っ張っているだけの、埋没。帯留だけ見る分には凄く素敵なのに(自画自賛!)、さぁて帯留しようかしらと思っても、食指は動かない。裏にテグスがいっぱい這っているビーズ製とか、廃硝子を溶かして固めただけみたいな硝子の筒みたいなのとかに手が伸びる。一番する気にならないのが、出来としては一番いい、直径6センチくらいの円形の帯留。だってつけるとチャンピョンベルト()みたいなんだもん。

先日何を思ったか休日、することも行くところも無いので、ストックバスター(和平フレイズの売れ残り・B品即売所)に小雨降る中出掛けました。本当、Aは休みに家でじっとしていられない質。
そこで何かを買って、店を出た時、硝子に貼ってあったポスターに目が止まりました。
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入場料300円はお手頃だ。その上、煙管なんて普段お目にかかる代物じゃ、無い。
『行こう』
黙して合意し、車を走らせます。
燕三条の金工達は見学や門下にオープンだったらしく、家の場所を(大まかにですが)展示物のそばに書いてあって、いつでも寄ってね的。とても素敵だったのは長谷川豊平氏の作品。市松柄とかあってワァこれいいなって感じで。でも敵わないのは矢張り江戸時代辺りから残るもので、タバコ入れの留め金、帯に引っ掛ける為の根付け、タバコ入れと根付けの間の珠、もうなんというかいいセンス。桃太郎で統一してあったり、野菜であったり、侠客なら般若だったり。
見てるうちにAが珍しく『俺、年取ったら煙管やろうかな』なんて言います。普段煙草なんて、自販機すら見もしないくせに。その前に着流し着こなせるようになれ。
意外だったのは女郎の煙管って凄く細くて長いイメージだったのに、女持ちの煙管とタバコ入れ、と展示されていたのは精々20cm。思ったより短いのね、と思ったら、矢張り長いのは洒落ものらしい。少し憧れますね、煙管。楽天で売っているわ。いつかポイントで買おう。
見附まで足を伸ばしてスワのミルクヨーカンを買って帰宅。
煙管と共に見た根付が余りに素敵で、ついうちに帰って来て検索。象牙とかは管理も含めて無理だけど、黄楊(つげ)くらいならイケるんじゃない?とか。
そして私のアンテナに引っ掛かったのは、何故か帯留。
樹脂製。兎の睫毛に負けました。

なんで帯留?

スワのミルクヨーカンは牛乳と砂糖と寒天のみ。
牛乳寒です。
なのに、この強烈なミルクのにおい。
郷愁をさそいます。

そういえば私、バニラの香りでマスクされたお菓子より、卵とバターの香りが直にする方が好きだわ。
タグ: 着物 帯留
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