SSブログ

単衣の濃紺色ぼかし地絣紬 飛模様 [pleasure]

何か、全く違うジャンルのものを探していた筈なのに何故かここで引っ掛かり、悩みに悩んで悩み抜いた挙げ句(そんなん悩んだ内に入らねーよ、って誰かから突っ込まれそうなくらい浅い悩みですが)ポチりました。ヤフオクです。
398x600-086.jpg

悩んだ最大の理由はサイズです。
裄がまず出ない。身幅も相当狭い。身丈も短い、そして出ない。普通はここで大概『ケッ』とか言ってウィンドウごと消してしまうのですが、どうしてもこの見事な絵絣にマウスが止まりました。
600x398-085.jpg

多分鶴。
単衣なので季節違ぇじゃん、って一蹴する筈が、絵絣の出来の良さに逆につり込まれてしまう始末。
産地も判らない、将に馬の骨。どうする、季節も微妙。どうする、サイズ。

そこで取った自分の行動は、我ながら馬鹿馬鹿しくて笑えます。
『この鳥は鶴じゃない』
馬鹿ですねぇ。徐にGoogleで夏鳥で検索。鶴に姿の近い鳥を探し始めました。鳥は鸛(コウノトリ)何かが近くて、…なんてやっているうちに、もういいじゃん、鶴はめでたい鳥なんだよ!と本末転倒なことを思うようになり。まぁ目くじらを立てるやつがいたらそこら辺でさっと躱せばいいやと落ち着きました。
サイズについては仕方が無いので裄や身丈を自力で出す方法を一生懸命探すも、どうしても現代、和裁は専門家のお仕事らしくて、自分の着る物を自分でどうこうさせてくれそうにありません。そこで思考を裏返してみることに。
何故、裄にそんなに拘るのか。
理由は、長襦袢が出てしまうから。
何故、長襦袢が出るのか。
理由は、長襦袢がでかいから。
丈は置いとくとして、裄だけに突き詰めれば、『長襦袢の袖が変な風に飛び出さなければいい』に落ち着くことになります。

ならば。

これは紬だ→超普段着だ→その上リサイクルだ→ウルトラ普段着だ→なら長襦袢はポリでもいいや→あるぞポリの長襦袢(袖無双だけど)→単衣着るのは私としては期間がとても短い(暑いなら夏もの着ればいい[ハート])→それなら寒いけど外側を袷にする訳いかない季節の着物ってことだよね→なら中袷(袖無双)でもいいじゃん→よしポリで決まりだ→出る袖は出なくすればいい→でも袖を外して縫うのはキケンだ→そうだ、袖を詰めよう→どうせこのポリ長、お尻に穴空いててお払い箱にしようとしてたし→ようし、このポリ長、この単衣専用だ!
んで、このほぼ数秒の思考に沿って袖を半ば辺りで詰めようと思い至ったのであります。何故半ば辺りか、というのは実に簡単な理由で、端っこで詰めると詰めたのが外から見えるから。見えなきゃいいんですよ、見えなきゃ。
でも、まだその作業、ぜーんぜん着手出来ていません。袖の裄はアイディアが固まりましたが、袖丈を詰める方法がピンときていないからです。真ん中で詰めると、袖口は良くても振りから見える、振りから見えなくすると袖口から見える、というジレンマに陥っているからです。うーん、どうすりゃいいんだ。どちらか妥協すればいいのかしら。

それ以前に色々妥協してるのにねぇ。

寸法
身丈151.6cm
裄 64.9cm(1cm出ます)
袖丈44.8cm
前幅24.3cm
後幅30.3cm
裏地背伏せ、力布付
裏衿羽二重状態着用シワがあり、衿にうっすら着用汚れあり

身丈なんか10cm以上短いけど、なんていうか巧ーく着ればちゃんとしているように見えるもんです。
タグ:着物 単衣
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

NIWATORI CAFE象牙風兎帯留 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。