続・押入の奥の方 [pleasure]
隠し財産が殖えてゆきます。
これでお腹が大きくなかったら、一応縫い上がっているものなら上手くなくとも真夜中に単独ファッションショーを開いたり、日中着てこそっとかさっと出掛けてみたりとそろそろ単衣なんか楽しんじゃう時期なのに…。
単衣・夏兼用の紋紗の真っ白な長襦袢がずっと箪笥で眠り続けているの。天井格子柄の小松縮緬。生地を見た時にはあんまりない柄だなぁ、と選んだのだけど、天井格子って意外にひょこひょこ顔を見せる。
見えますか?なんかウネウネした市松模様の中に木の芽のような柄が。
汎用性の高い長襦袢…なのに着る私の準備が整ってない!
くすん。
そしてまた丸巻きを増やしてしまった…。
可愛いでしょう?可愛いでしょう?
紬好きじゃない、と公言してきた私ですが、節が目立たず、暗色でなく、蚊絣でも亀甲絣でもなく、XXマルキとかでもなく、変な風に伝統柄でもなく、真っ白でもなく。
四葉のクローバー♡
クローバーは絵絣で表現されていますが、絣だうりうりっという“押し”がなくて、綺麗なグラデーションが染め付けたみたい。
蕪重織物謹製 十日町紬 四葉のクローバー。
視線を縦に延ばしてくれる細かいカラフルなストライプ。
ああーこれ着たい!
…。
…が。
如何せんこれ、まだ丸巻き。地色が白いので紬用で且つ暈かしの八掛けが必要。道程は遠いわぁ…。
震災の日にうはうは誂えた紗の羽織が出来上がってきました。
色が巧く出ていませんが、ほぼ黒に近い濃紺です。
風に靡く柳、或いは水引(御祝儀袋の細工物じゃありませんぜ)。なので夏に向かっては柳と言い、夏から脱出してゆく時には水引と言い張って半年くらい楽しめそう。
生地が重なっているいる部分や濃い色の着物や帯に重なった部分なら更に柄がはっきり見えます。
そういえばこの水引という植物、偶に実家の庭に雑草として群生していることがあるのですが、素朴派と言い張る母が秋になるとこれが好きだ好きだとよく主張していたある日、どこで見つけたのか、赤花しか見たことの無かったこれの白花を見つけたご機嫌で見せてくれました。どこで摘んできたのか、スーパーの駐車場(というか彼女は駐輪場なのですが)の植込みの雑草の中から見つけてきたそうで。彼女の野望は暫く玄関の一輪挿しにひょ、と飾られていましたが、花も役目を終えるとき、母は更なる野望を持ってゴミ箱ではなく前庭の空いた土の上にばら撒いておいたそうで、いつかこれが芽を出す日を楽しみにしているそうです。
偶に秋に花屋に行くと、赤でも白でもなく、なんと鮮やかなピンクの水引を見ることもあります。うーん、日本の花農家のチャレンジングスピリッツには頭が下がります。多分母のような趣味の人に需要があるんだろうなぁ。
これでお腹が大きくなかったら、一応縫い上がっているものなら上手くなくとも真夜中に単独ファッションショーを開いたり、日中着てこそっとかさっと出掛けてみたりとそろそろ単衣なんか楽しんじゃう時期なのに…。
単衣・夏兼用の紋紗の真っ白な長襦袢がずっと箪笥で眠り続けているの。天井格子柄の小松縮緬。生地を見た時にはあんまりない柄だなぁ、と選んだのだけど、天井格子って意外にひょこひょこ顔を見せる。
見えますか?なんかウネウネした市松模様の中に木の芽のような柄が。
汎用性の高い長襦袢…なのに着る私の準備が整ってない!
くすん。
そしてまた丸巻きを増やしてしまった…。
可愛いでしょう?可愛いでしょう?
紬好きじゃない、と公言してきた私ですが、節が目立たず、暗色でなく、蚊絣でも亀甲絣でもなく、XXマルキとかでもなく、変な風に伝統柄でもなく、真っ白でもなく。
四葉のクローバー♡
クローバーは絵絣で表現されていますが、絣だうりうりっという“押し”がなくて、綺麗なグラデーションが染め付けたみたい。
蕪重織物謹製 十日町紬 四葉のクローバー。
視線を縦に延ばしてくれる細かいカラフルなストライプ。
ああーこれ着たい!
…。
…が。
如何せんこれ、まだ丸巻き。地色が白いので紬用で且つ暈かしの八掛けが必要。道程は遠いわぁ…。
震災の日にうはうは誂えた紗の羽織が出来上がってきました。
色が巧く出ていませんが、ほぼ黒に近い濃紺です。
風に靡く柳、或いは水引(御祝儀袋の細工物じゃありませんぜ)。なので夏に向かっては柳と言い、夏から脱出してゆく時には水引と言い張って半年くらい楽しめそう。
生地が重なっているいる部分や濃い色の着物や帯に重なった部分なら更に柄がはっきり見えます。
そういえばこの水引という植物、偶に実家の庭に雑草として群生していることがあるのですが、素朴派と言い張る母が秋になるとこれが好きだ好きだとよく主張していたある日、どこで見つけたのか、赤花しか見たことの無かったこれの白花を見つけたご機嫌で見せてくれました。どこで摘んできたのか、スーパーの駐車場(というか彼女は駐輪場なのですが)の植込みの雑草の中から見つけてきたそうで。彼女の野望は暫く玄関の一輪挿しにひょ、と飾られていましたが、花も役目を終えるとき、母は更なる野望を持ってゴミ箱ではなく前庭の空いた土の上にばら撒いておいたそうで、いつかこれが芽を出す日を楽しみにしているそうです。
偶に秋に花屋に行くと、赤でも白でもなく、なんと鮮やかなピンクの水引を見ることもあります。うーん、日本の花農家のチャレンジングスピリッツには頭が下がります。多分母のような趣味の人に需要があるんだろうなぁ。
タグ:着物
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