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珍しく納得の行く蝦蟇口バッグ [handicraft]

5日にかんの内科に行くついでに(イヤもう何がどうついでなのか)武蔵小金井の成城石井行ってブリーとミモレットとカルピスバター買って、実家行って西松屋に連れて行かれ、取り敢えずノルマを果たして身軽になったことをいいことに、その足で吉祥寺へ向かいました。新潟と異なり、三月というカレンダーに捲られた東京の午後の陽射しは暖かく、足は中道、コットンフィールドへ向かいました。当然のことながらまず向かうはビーズの方なのですが、残念なことに今の流れが私向きではなく、お財布の余裕とも見合わず今日は断念。それより布売り場の方に主眼があります。それは、スリング用のリング。ベビースリングは落下の危険などがあってリスクが高いよという人も多いのですが、ハイテクだっこ紐(というより胸につけるチャイルドシート?)のあの嵩張る感じから較べるとコンパクトでいいなぁと思われて、取り敢えず病院から帰るときとかこれが良さそうだなぁとまずはリングだけ買ってみるとこにしたのです。無論近くで売っていればそっちで買うのですが、一週間後にやっと訪れたムサシにあったもののそれがスリング用なのか(まぁスリング用と限定される物体ではないけれど)今ひとつ解らなかったこともあり、そう言えばコットンフィールドに置いてあったよねくらいの軽い気持ちで足を向けたのです。

ところで、二月の半ば頃、新潟伊勢丹のホビーラホビーレで口の玉が翡翠色の幅12cmくらいの蝦蟇口を買いました。穴空きタイプで、主にニットなどを縫い付けるタイプです。用途はポーチなど、なのですが、蝦蟇口というのはそれ自体が重たいので私は正直蝦蟇口のポーチを自作するのを良しとしません。というかこの口の玉が可愛いのだから、ポーチなどにせず、これ自体バッグにしたいものだと思いつつ、それでもどんなものにしようかメドも立てずに蝦蟇口だけ入手して、半月程ウカウカと想像の中で楽しんでいたのでした。が、しかし、やっぱり木綿では今ひとつバッグというには重みが無く、縮緬では濡れたときが怖いし、などとぐずぐず考えているうちにそれならいっそ合成のファーと合成皮革ではどうだろう、と思い至ったのでした。ナルホド、ファーならこの穴空きタイプをカバーというか最大限に利用しながら取り付けることが出来るし、合成皮革ならチョチョラな感じながらある程度『品物感(←絣柄とかと同じく、手作り感の強いものって私にはこれが感じられなくって結局魅力半減になるようです、私には。完成度がどんなに高くても。手工芸と手芸の差が感じられないってことかしら?)』へと高められるし。
という風にして合成皮革を探し始めたら、あぁ、これいい!と思ったオカダヤは売り切れ。きっと売り切り御免の商品なのらしく、ずっと補充がありません。新宿行って見てこようと思ったものの、東口まで歩く気力無く、断念。それどころか、そんな風に蝦蟇口のデザインを探していたら、別のものを見つけてしまって。
★全て必要材料がそろったキットです。★
何が魅力かって、底板がついていること。底板を探すとなると新潟では何だか難で、探しに行く日取りを待っているとあっという間に二ヶ月くらい過ぎてしまってモチベーションが下がってしまい、出来上がりにさえ反映してしまうのです。このキットを入手して、コットンフィールド行って内布用の布と、外側の表地と、肩紐ベルトを揃えて、月曜の夜からシコシコ縫い縫い始めて、99%完成を見たのが火曜の深夜。おお、早い!それもそのはず、経費節減というか手頃のがあったため、サイズぎりぎりで布を用意したので外布はほぼカットせず、内布も縫い合わせただけ、縫い付けタイプの蝦蟇口ではないので接着剤を流し込んで布端を押し込むだけ、肩紐ベルトもナスカンを装着だけ、なのでこのハイスピード完成となった訳です。しかし残り1%。何と口金についていた提げ紐用のカンがナスカンの太さより小さい…金属の切りっ放し抜きっ放しでなくていい品物だなと思っていただけに残念。まぁこれについてはナスカンのサイズを確認しなかった私もいけないので(でも一番小さいの買ってきたんだけどなぁ)、週末ムサシへ行ってやっと解消。思いの外大きめのカンが安かったのと、エラく頑丈だったので無駄に腹を立てることも無く100%完成を見たのでした。
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image(9).jpg底板がしっかり入っているので、このふっくら感!
表布はなんと35×40cmで300円でバッグ用、として切り売りされていたもので、内布はパッチワーク用に幅を半分にされて売っていたものでそれを二枚使用。布代は700円いっていない筈。内布がパッチワーク用で縦に半分にされていたのも有り難い話で、横方向の模様を底中心で合わせることにより何だか布を最小限買って最大限に美しく使えたみたい。お陰で内側はこの仕上がり。
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黒い部分とターコイズブルーの部分は接ぎ合わせたのではなく、こういうプリントの布です。何か、デザイナーさんがいるようで。
image(7).jpg

フェイクファーというのは値段の割に良さげに見えるので、本当に好きな素材なのですが、残念なのは夏に使えないこと、切ると埃が途轍も無く出ることで、今回も本当なら襠(まち)の部分は三角形に切り取るべきなのですが、この埃がイヤでコットンの内布は切り落したものの外布のフェイクファーはそのまま折り込んでしまいました。結果的に襠のふっくらを補強してくれる形になったので結果オーライ。
これを斜め掛けにして12・13日に酒の陣をメインに来るKとお出かけの予定だったにもかかわらず、11日から揺れ始めた大地震でそれどころじゃなくなるのは未来の話。

久しぶりに自作バッグでお気に入り。全部手縫いにも関わらず(笑)。



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