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職人、自分追い込み漁 [handicraft]

次の半衿も実はせっつかれていました。そしてまたしても自分を追い込んでしまう羽目に。
豪農の館の催しでお会いした今回の半衿の方は今までに無く若い方。こういう人が使ってくれたら今までに鳴く宣伝になるなぁ!という下心もあり、11月当初から予定を組んでみました。
ところが。
一週目は予定が目白押しで牛歩の進み。余りに酷いので一週間経った七日に時分にブチ切れ、とんでもない予定を立てることに。
設計図0.5+1×9+0.5の最初の0.5は出来ていたので、そこから計算。毎日『ビーズを通す+編む』の作業で設計図一枚につき1.5日つまり三日で二枚進む、という予定を立てたのです。
無謀です。
計画通りにいけば二週間と少しで編めるのですが、そんなのは無理に決まっています。でも少しくらい無謀な予定を立てて、その予定からどんどん遅れている現実を認識しないと、家内制手工業はずるずるだらけてしまうのです。

斯くして25日に最後の9枚目へやってきました。これをでぇいやぁっと一晩で編んで、ちょんわーっと最後の0.5を編んで、周りのエジングを編むのに丁度26日夜、と当りをつけ、ご依頼元に『終わったから27日に渡せます』なんてメールしたのが大間違い。返ってきたお返事は『なら26日に渡して♥』という極々無邪気なご返答。更に追い込まれてしまいました。
正直にここでいやまだあのねと言い出せないのは27日にどうしてもその半衿代が必要だからで、彼女は27日は都合がつかないからで、という訳でちょっとウルトラCを繰り出してどうにか金銭授受に漕ぎ着けたのでした。image-28.jpg
そんな彼女のおまけはブローチ。image-31.jpg出来れば半衿と対で使って欲しいので本来ならそんなリクエストには応えないのですが、この彼女は若さもあってブローチを帯留めや帯飾りなどに確実に使いこなすと踏んだワタクシ、おまけにしてはちょっと予算オーバーながらブローチを制作。
ところでそのブローチを渡した直後、袂留めは作れないだろうかという依頼を受けました。うーん、ここが浅草橋ならその依頼、迷うこと無く受けるのだけど、ここは新潟、材料がなぁ…とぐちゃぐちゃいうのも嫌なので、しれっと引き受けました。着物の色や種類を聞いて、いくつかの着物に馴染み易いんじゃないかなぁ…半衿の色ともリンクするようにして…と作ったのがこれ。image-29.jpg
後に回して渡すゴムも替えを二本用意して、同梱。image-30.jpg
喜んでもらえるのかしらん。
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