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William Morris サンダリング・フラッド―若き戦士のロマンス (単行本(ソフトカバー)) 平凡社 [books]

ウィリアム・モリスというとヴィクトリア&アルバート美術館とかリバティプリントとかの所謂テキスタイルの方面からの呼び声の方が高いのですが、アールヌーボーと呼ばれる芸術のうねりの中、『生活に花や鳥などの自然美を』という考え方を持ち込んで体現した職人であり社長だったというのが正解に近い気がするのです。サンダリング・フラッド―若き戦士のロマンス 彼はイギリス人ですから、格差社会であるとか、石積みの家の暗さとか、重い社会情勢をすいあげて美しいテキスタイルを始めとするデザインを作り上げたのからスゴイ。このモリスおじさんはテキスタイル→印刷する→写植→文字にもデザインを→それなら美しい物語を、とのめり込むタイプらしくそのような経緯でこんな幻想ファンタジーを結構書いています。

そしてそんな文学を百科事典を作って出してる平凡社がこんな風に出してることが、更に意外。


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