SSブログ

紋意匠微塵枝葉菱地紋 金糸目雪輪宝尽くし 薄灰水色 [pleasure]

光とは実に恐ろしきもの也。

そう思ったのはEos55を初めて手にし、『カメラで撮るということ』を見直したときでした。
人間の目というものは見たものを高性能に変換していて、黄色光下で見る青色が灰色に見えても、元の色が青色だと知っていれば灰色とは答えずに青色である、と認識する。蛍光灯が実際は緑色の光を放っていても、その空間が緑に染まっているとは認識しない。けれども、脳のついていないアナログ一眼レフは正直で、蛍光灯に白い壁、は緑だったよと記録し、あの時タングステン灯下だったねと正直に吐き出す。
かと思いきや、フィルタ1つで水面の映り込みがコントロールされたり、蠟燭が十字に瞬いたり。

今回の品物も、そんなカメラのマジックにさくっと引っ掛かってしまいました。
商品紹介の写真として上がっていたのはこんな色。
tetsu331209-img600x450-1333392855owyjoy90761.jpg
ミントグリーンか〜可愛いねぇ〜と思いつつ、説明文を読むと『スッキリとしたコクを感じる淡く僅かにミント系を感じる灰水浅葱系の薄覗色(薄勿忘草色)地色』と書いてある。この写真、相当緑が強く出てるんだな〜とフムフムして納得して購入したのですが。
が。
無論、この反物の色が緑味がそんなに強くなくともいいやと思って決めたのです。だから、それについて違う違わないは文句言いませんのことよ。
が。
実際の反物はこんな色。
P1000032.JPG
ただの水色。
緑味…あるような無いような?売り手さん、ちゃんと陽光の下で見たのかなぁ?地色、と写真じゃ心許ないでしょ?と示されていた色見本も相当黄色かったなぁ。でも寧ろこれは青鼠でも通りそう。グリーンじゃ、ない。グリーンなんか感じないよねぇ、それとも蛍光灯下で色の変わって見えるステキ染料なのかしら?まぁそれはそれで面白いか…

波乱を呼びそうです。蛍光灯の下でも色は変わりませんでした。
タグ:着物 反物
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。