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組レース織全通袋帯 [pleasure]

何かポップで可愛い。
そう思って商品説明を読んでいくと、大概この織元に辿り着きます。
大光。
どうしても織元って技術開発に手間がかかるから、やれ薄く軽く織れる技術を押しに押してくるのだけれど、身につける側としては(着て軽い着易い締め易いも重要なんだけど)色と柄が先に立つ。
組紐やってるのでこういう織り組織って気になるし。

以前お教室の仲間のマダムFが半衿でこの組レース織りのつけてて。糸がバイヤスに渡っているので経緯(たてよこ)に通っている普通の織り生地と比べると圧倒的に違いが出るのです。
うーん不思議。
以前とみやのおにいさんが言っていたところによると、布地というものは三種類の方法によって作られるのだそう。あ、不織布は除いてね。
織りと、組みと、編み。
織物は言うまでもなく、組みとは組紐やトーションレース・ボビンレースと言われる糸を交差させながら斜め下へ渡していく方法。編みはループを作り糸同士を絡ませていく方法ね。編みはどうしてもループが重なる都合上、厚みが出来、伸縮する。織りと組みは出来上がり後裁断すると区別がつかないこともあるけれど、基本生地を極力裁断しない着物と帯だと、その違いは歴然です。
『組レース織』 全通袋帯*.jpg『組レース織』 全通袋帯**.jpg
でもこんな曙色、きっと黒の江戸小紋がなかったら今でも指をくわえて眺めていたことでしょう。久しぶりにリバーシブルじゃない帯です。そして昨日仕立が終わった連絡がきました。きっとあと数日で届くでしょう。
でもね、五月もあと二週で終わり。今月締め損なったら、十月まで箪笥の肥やしよ。『組レース織』 全通袋帯.jpg

『組レース織』 全通お洒落袋帯
グレー系
『組レース織』 全通袋帯
黒グレー系
『組レース織』 全通袋帯
緑系

22日、仕立て上がって届きました。端切れがついていたのでウキウキ帯留でも作っちゃおうっかな〜なんて裏返してみたところ、なんと帯芯が。
以前袋帯の帯芯の入れ方をどこかでちらっと見たことがあるのですが、袋を裏返して芯を『通す』のだとか。つまり帯は表地、芯、裏地の三層構造になるのだということ。だから、帯芯の端切れがあるとしたらそれも端切れで独立しているものだと思っていたのです。
今回はこういう素材だからだったからかしら?
なんと、帯芯が糊で貼付けてありました!
そういうものなの?
なの?

…そういえば以前これを買ったのと同じ店舗から博多の袋帯が届いた時、嫌に表面が滑るなぁと思ったのは、アイロンを滅多掛けしてたからかなぁ?あの時は芯は綿芯ではなく絹芯だから貼付けこそしてないだろうけど…。むーん。
タグ:着物 袋帯
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