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変わり格子の長襦袢 [pleasure]

Nのヨッチャンのやっつけ仕事、トリを飾るのは紫色の長襦袢。
image(10).jpg
遠目に見ると紫の縦暈かしみたいに見えますが、じっくり寄って見ると変化する格子であることが判ります。
image(8).jpg左へ進むに従って徐々に横の線も縦の線も太くなり、薄紫の格子の中が申し訳のような量になっていくというもの。濃い紫は茄子のような紫で、実に合わせ易い色。何故やっつけ仕事か、というと、まず決まったのはタータンチェックの西陣御召しで、セット販売してしまおう、これに合わせる長襦袢は御召しが黄色だから補色の紫だナ…こういう短絡思考で決まったようです。洋服でもあることなのですが、コーディネート考える人って、取っ掛かりが無いとやっぱりやり難いようで、本人が今身に付けているもので着ているもの以外のもの、というように思考を進める人は少なくありません。今日はグリーンのアイシャドウなので緑を奨める、髪留めが紺なので青系を奨める、指輪が琥珀やトパーズなので枯れ葉色やウィスキーみたいな色で、なんてことは、ザラ。しかしこのときのヨッチャンは次々と着せ替え人形になる私らを良く見ていて、幾つかあてたうち、どの色がその人に合っていたかを記憶、そこを攻めてきていました。ある意味正当な商売のやり方です。でも、そこから先はやっつけでした。image(9).jpg『着物初心者それも年代ちょい若め〜古典柄は拒否ってるな〜でも突飛なのも拒否ってるな〜無難且つ着物っぽくない柄でぇ〜今回のセール対象品の中から選ぶとしたら〜』こんなモノローグが駄々漏れです。
結果からいうと、この長襦袢には何の不満もありません。不満が無さ過ぎて、つまらなくなっちゃった。それが不満。折角紫のランジェリー選んだのに、メーカーがピーチジョンではなく無印良品でした、こんな感じ。着物を脱いでも、長襦袢一枚でいるとなんだか浴衣着てるみたい。駄目じゃんこれじゃ…こんなつまらなさ。ヨッチャンの読み通り突飛でもなく古典でもないので、これもまたどこでも割かし構わず着ていける、無難な無難な一枚です。
タグ:長襦袢 着物
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