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Zephyranthes citrina [horticulture]

まずは本種を語る前にcandida種の思い出を。
小学生の頃通学路に大谷石で玄関前を拵えている家がありました。今もありますが。
ここのお家のその大谷石とアスファルトの間にcandidaつまりタマスダレがびっしり生えていました。
タマスダレは子供が見ても球根草であろうと想像のつく植物。しかし二学期が始まって暫くすると決まってこの花に種が出来るのです。
それは如何にも種らしく真っ黒なのですが、いざ取り出してみると頼りないくらい萎んでぺにゃぺにゃしている。もっとこう、ぷっくりプリプリしていたら、きっと持ち帰ってせっせと播いたことでしょう。でも、その発芽率の如何にも低そうな感じに子供達はタマスダレの実を割ると同時にその場に撒き散らし、多分それらがちゃんと発芽してそのお家の玄関前はタマスダレがわっさわさだったのではないのかなと今にして思います。

で、今年唯一咲いたゼフィランサスはタマスダレとシトリナで、シトリナの方だけ種子をつけました。
ゼフィランサスシトリナ種.jpg

Zephyranthes citrina
調べてみると、特にシトリナは種子で増え易いよう。子供の頃のようにその辺に播いとこうかな、と思いましたが、急遽玄関に期間限定カントリーマァムの容器を使って播いてみることに。
…。
…。
なんかね、子供らが興味深そうに見てたんですよ。
そこで気付くべきだったんです。
『ままなにしてるのかな』
『たのしそう』
『おすなにみずをかけたよ』
『あたちたちでもあそこならてがとどく』
一週間くらいで芽が出るというサイトを見つけたので、そりゃぁ楽しみだ、一袋500円近くする球根が種で増えればいうことないわ♡なんて別の作業をすべく玄関を離れて一時間もしないうちに。

玄関からずざっ、ざりっと何かを引き摺るような物音が。また三和土に降りて靴で遊んでいるのだろうかと見に行ったらば。
というか、そこに至るまでのリビングに、まず、砂。そこでちょっと放心しているMの服に泥。Zがいない。玄関ホールを覗くと、そこに半泣きのZ。砂にまみれたティッシュ。Zの手も砂塗れ。無論三和土も砂だらけ。カントリーマァムの容器は縦に真っ二つ。Zは砂が隠しようもない手をニギニギさせてどうしようと狼狽。
多分ね、奴らは私の播種を[ぴかぴか(新しい)]な目付きで見てたのですよ。家で砂遊びが出来る!てな。砂には都合良く木の棒もさしてある。水でいい具合に湿っている。まずは持ち上げる。容器は重さで裂けて真っ二つばざーっと広がる。ヤバい!でも面白半分で集める。床の上にも散らばっているのに気付き、ヤバさを悟る。ティッシュを持ってきて綺麗にしようと試みる。上手くいく筈もなく。そうこうするうち、M逃亡。発覚、という経緯か。
取り敢えず黙って2人を怖い顔で沸かし直した浴槽に入れ、箒とダイソン出動。床の砂が全て排除出来たら砂を玩具の篩で篩って種を探す。19個のうち18個まで発見。そのうち2つは砂と共に練られ、なんだか弱ってしまっている。取り敢えず18個播き直して、様子見。

無論今度は子供の目と手の届かないところに置きました。
どんな害虫より幼児が怖い。


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タグ:庭計画
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