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ミルフローラレース糸40番80g [handicraft]

久しぶりに半衿の注文が入りました。

びっちり編み込むのが私の『売り』なので、色の注文が肝要です。hiro101.jpg
当初、『白地にパールで』とのことでした。
ではセイロンのホワイトかオペークラステッドを言っているのだろうか、と期限が決まっているので大急ぎで取り寄せました。セイロンホワイトだと広島ビーズなら、#101,#708,#785,#786かしら。セイロンは水に牛乳を溶かしたような乳白色で表面が硝子らしい強い光沢を放っているのが特徴です。#101が真っ白、#708はやや牛乳より水が多い感じ、#785は#708よりややピンク味を帯びた感じ、#786はほんのりクリーム色のかかった感じ。四色とも綺麗な真珠色です。
オペークラステッドはセイロンより不透明でぺったり色が入っている硝子。言うなれば、牛乳ではなく、生クリーム。或いは水彩絵の具の白。それにセイロンのような光沢がかけてあるのです。#330ならいいかしら。まるで巻きの厚い真珠のようです。
こんなのならどこでも売ってるじゃん。色重視の私に注文しなくたっていいじゃん。
まぁ注文してくれたからには作りまっさ。
送料のことも考慮して、アラバスター・シルバー・セミフロステッドというカテゴリーに一色だけ用意されている#551も求めました。これは趣味です。

次のメールに『単色・礼装用・私の持っているのと同じの』ときました。
単色、はまぁいいでしょう。こだわらず一色のビーズを使えばいいんです。
礼装用、はどうなんだろう?大体ビーズ半襟って礼装用にならないって今回の注文者たる先生、アナタ言ってなかった?まぁいいや、アナタが決めてそれを礼装に使わせるとゴーサイン出した訳で、私はそこにこだわる必要ないってことで。
問題は、私の持っているのと同じの、という表現です。彼女の手持ちのビーズ半襟は幾つか承知していますが、全部が私の作ったものではないし、私が作ったものはチェコシード乳白に桜や藤が絵模様で入っているものです。こういう注文する時って、取り敢えず注文先に多少配慮して、注文先に注文したことのあるものを“同じもの“と表現するものじゃないのかしら?ここを拡大解釈すれば、CZシードの乳白でぺったり作れってことになるよね?
…しかし、そういう『配慮』を彼女に求めるのは多分間違い。彼女の意図は『私の手持ちの数枚のうちのどれかで、礼装用に使える感じのやつと同じもの』なので、こう意訳が必要なのです。

更に同じ日にきたメールで、『あ゛ぁ゛?』みたいな内容が。
ビーズを小さくして軽く出来ないか?
パールはキラキラ系に。
…。
丸小ビーズは直径1.9mmです。先に私が提案したのが『ビーズの存在感をもっと出すには、大きさを変えれば(ビーズの大きさを大きくすることで)可能です、糸も少し太くしますか?』と提案してあったのです。このくらいの我が儘ならきいてあげてもいいかな、丸小から丸大(直径2.7mm)にして、存在感を出し、#40の糸を#20の糸にして、少し重さも軽くできるかな、と踏んだのですが、前メールの配慮の無さが諸に出た感じで逆にビーズを小さくして?となったのでしょう。ビーズ小さくしたらビーズの存在感なんか半減以下なのになぁ。確かに特小という1.4mmというサイズがありますが、新潟で#40より細い糸を手に入れるには古町の裏通りに行って、有り得ない程上乗せがある糸を使い、びっちりビーズを入れますから値段が高くなり重くなるでしょうね、きっと糸代とビーズ代(特小は値段三割増以上で入れる数も増えるので)+手間賃(だって編む目数と段数が確実に増えるもの)で¥15,000は下らないね、とちょっと脅かして諦めさせました。そんなの一ヶ月で編めるか![むかっ(怒り)]
それと、何よりも意味が不明なのは『パールをキラキラ系に』という日本語。
パールってのは日本語で真珠。或いは真珠色。これをキラキラ系、金属光沢にせよってもう、どうしろと?
これも実は幾つか表現が間違っていて、『パール』と言っていたのは『ビーズ』の間違い。『キラキラ系』という表現はきらきらと光をミラー反射する金属光沢ではなく、AB加工、つまりレインボー光沢のこと。結局彼女の手持ちの半衿と同じ色のビーズで作って下さいと実物を見せられ、おいおい先に買った広島#101は完全ロスじゃねぇかと言いたいのをぐっっと堪えて、松野のクリスタルレインボー
を200g取り寄せ、ミルフローラレース糸40番80g(クエールベール40番100gの代替品)に取り敢えず10g通してみる…最大幅75個で編むと角から始めて24段、16個余り。クリスタルレインボー.jpg
10gで1,037個入っていた計算になります。200gで20,740個くらいかな?14,972個使う予定なので、5袋くらい余るでしょう。ヨカッタ、足りました。ミルフローラレース糸40番もそろそろ在庫が尽きてきたのでイオンの上にあるパンドラハウスで3つ買い足してこの夏でこの無茶苦茶要求半衿以下5枚は編めたらいいなと思っています。

ミルフローラレース糸40番についてなんも書かなかった!
クエールベール/クエールルージュの後継品番として発売されたものですが、100gが80gになりお値段据え置き。納得できない。おまけに元々の商品名だってクエール、じゃなくてクール、じゃん?心は。
でもこの値段のものって他に無いので渋々買いますが、楽天で一個あたり450円くらいじゃないと見当たらず、かといって送料もかかるし安くしたいと10個も纏めて買うのもどうかと。パンドラハウスは有り難いのだけど、ある時無い時の落差が激しくて。

材料調達がとても難しいです。ビーズも糸も。
ミルフローラレース糸40番80g.jpg


ミルフローラについて。
安いだけあってオリンパスやダルマの所謂『いい糸』を使い続けていると『粗』が目立ちます。それは糸の太さが時折若干強弱したり、縒りが嫌にきついところ弱過ぎるところがあったり、なにより継ぎ目が多いことでしょうか。#40の細口の糸を使っているとよく解ります。まぁそんなところも飼い馴らしてこそのミルフローラなのかもしれませんが。
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