SSブログ

今更ダブルコーム・前編 [handicraft]

15日土曜日、東京へ帰って来ました。
朝、8:59出発の上越新幹線とき314号に乗る為に、8:22の亀田駅発のに乗ろうと目論んでいたものの、残念なことにずるずる乗り遅れ、結局もう9:03の次の新幹線でいいやぁ、と8:48の在来線に乗ったのですが、実はこの電車、定刻に着けば8:59に間に合うのです。越後石山を出た頃から最も正確な携帯の時計と睨めっこし始めました。ちゃんと着けば、新潟駅で3分の時間が出来る筈なので。とはいえ、終着駅に着く電車というのはホームに入線する都合で多大に減速したりして2分くらいずれ込むことはザラ。諦め半分、期待半分。期待値が高かった理由は外をどんどん白くしてゆく大雪。この雪が新潟駅に着く在来線特急を遅らせると、新幹線は少し出発を遅らせるのです。特に、とき314号は。何故なら、とき314号は新潟駅を出発したら、東京駅までノンストップ。そして上越新幹線は越後湯沢までどこの他線からも合流することがないのです。上越新幹線で越後湯沢までといえば約半分の道程。全部で一時間半の道程、最高で300Km/h出せる新幹線という素晴らしい車体(ちょっとおんぼろですが)。5分少々の遅れは取り戻せるのでしょう。お陰で高崎でアナウンスが入った時には『定刻通り運行』でしたもん。高崎、上野で次々と他の新幹線と合流する辺りで母からメールがきました。
『アナタ、今日新幹線動いているの?』
何だか日本語として変ですが、妙な焦燥ははっきり伝わります。何かと思ったら、小山でのポイント故障で東北新幹線などの太平洋側を走る新幹線が止まりに止まっていたようで、しかし小山なんて掠りもしない上越新幹線は何の影響も受けず、その上しっかり出発の遅れまで取り戻し東京駅に悠々滑り混んだのでした。

さて、正月明けの新幹線ホームというのは嫌なもので、サービス業などで多分遅れて冬休みを取ったと思しき方々が慣れない上京でうかうかとホームから降りて改札を出る、改札で切符の入れ方を間違えて渋滞、改札を出てどこのホームへ向かうべきか途方に暮れて立ち止まり渋滞、慣れないキャリーを引き摺った垢抜けない無理矢理ギャルがヒトの足を轢く、1番線まで通り抜ける為最も近道な中央の通路を使うも本屋で快適スルーだったのがグランスタのようなぐちゃぐちゃにテナントを入れて立ち止まる客を増やして(そりゃ東京駅側としては成功でしょうけどよ)通り難くなり…それでもいつもと変わらぬ電車に乗れる辺り東京駅の歩き方の変わらない自分にも驚きつつここから約一時間の中央線快速(つまり鈍行ね)の長旅です。
中央線快速は目的地の三鷹まで一度も待ち合わせがないのがいいところ。これが小田急線や京王線だといいやのんびり走る電車でも、なんて舐めてかかるととんでもない時間がかかったりするものですが、流石快速と名がついているだけあって中央線ではそのようなことが三鷹までは起きません。以前はもっとなかったので、よく快速のアナウンスで始発駅を出るとき『この電車は終点の◯◯駅まで一番早く参ります』と放送されたものですが。懐かしい。

さてさて、バセドウ病持ちの私が三鷹に延々通うのは里帰り、買い出しをも兼ねてですが、三鷹のかんの内科の菅野医師は見た目より確実に頼りになる医師で、良く言えばとても察しの早いタイプ。しっかり説明してもらわないと納得できない人にはあっさりし過ぎているくらいの味付けです。ここでまず妊娠の報告。旦那は兎も角、両親義両親よりまずかかりつけの医師。妊娠するとホルモンなどの関係で数値が大きく変動することがあるので、今まで少し長く取ってもらって3ヶ月に一遍の診察が2ヶ月に一遍にスパンを縮められてしまいましたが、我が身だけの話じゃ済まされないのでまぁ好しとしましょう。
診察途中(といっても医師と5分程雑談をするくらいですが)で同じ病気で通院している人から電話が。彼女は私より通院歴が少し浅く、まだ少し薬に迷っているようなところがある様子。チウラジールで痒みが出たとかいう文言がちらと見えましたが、えっ、そういうことってあるの?と思いつつ、現在メルカゾールで対応しているようです。ところでメルカゾールという薬は24時間作用が続くように出来ているそうなので、それを一日置きに飲むというのはどうなのだろうかとも思うのですが、バセドウ病というのは自覚症状がある時には躁状態なのでなんでも言動に過敏に反応しますし、医師側としても患者を宥め宥め対処しているのでしょう。私?どうだったかなぁ。権威に弱いので、結構ハイそうですかと聴いていたように記憶しているつもりですが。白血球減少のリスクの高いメルカゾールで投薬中の彼女はその薬を飲んでいるにもかかわらず妊娠してしまったそうです。それも、約一ヶ月前。メルカゾールの妊娠に対する影響については聞かされていたようで、医師に相談せずこの一ヶ月間薬を勝手に止めていたそうです。菅野医師、それを聞いて蒼白。しかし今日は土曜日、もう正午。午後は休診です。『月曜日必ず来るように!』妊娠する環境にあるならその可能性に保険をかけておこうよ〜。私も新潟に行くと決まってから、確実にいずれ妊娠するし皆が期待しているのも判っていたので、糖衣で飲み易いメルカゾールから口で少しでも溶けるとウルトラ苦いチウラジールにそれでも我慢しながら飲んでいますさ。バセドウ病投薬治療のキモは指示された量の薬を途絶えることなく確実に飲み続けることにあるので、少し先読みするくらいの先見性と、すぐに医者に対処法を訊くくらいの図々しさがないと駄目なようです。大体の病院は電話での問合せでも対応してくれるので、仮令繋がり難くとも、年末が迫っていようとも(病院はぎりぎりまで営業しています)、電話だけはかけてみるもんでっせ。特に今回の彼女。年齢が一つ違いだったので親近感を憶えます。
そんなこんなで実家へ。今日は東小金井でなく、武蔵小金井で降りてみました。一つ先で降りても金額云々とかいうことがないのがフリー切符の良いところ。

おや、途轍も無く長くなったのでこれの続きはまた次回。
全然ダブルコームの話に行き着きませんでした。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。